一年くらい温めていた「カルダモンロール作り」に、重い腰を上げ挑んだ。ら、唐突に外が嵐になった。
相当幸先が悪いが、先に結果から見てもらおう。
……。
写真を撮ろうとしたら、妹に「恥知らずだね!」と言われた。うるさすぎている。しかも彼女は夜ご飯のあとなのに一気に3つ食べていた。どういう感情と胃袋なのか分かりかねる。
想定していたものは、天王洲で食べたこちら。
(手前のやつ)
このおいしさを忘れられなくて作り始めたのだが、むしろ舌がこの記憶から遠ざかってしまう運びとなった。無念。
失敗の要因を特定しようと思ったが、調査は難航した。
というのも、
①強力粉が足りなくて米粉を使った
②グラニュー糖が見当たらなかったので上白糖を使った
③牛乳が無かったので豆乳を使った
④適当に塩を入れたのだが「足りなさそうだなー」と思っていた
⑤伸ばした生地にグラニュー糖を振りかけるという工程が杜撰であった→そのため、焼き終わってから振りかけた。焼き直して溶かそうと思ったら、グラニュー糖全然溶けなかった。
⑥シナモンが足りなかった
⑦卵1/2個のレシピだったが1個使った
⑧「発酵」がよくわからなかった
……と、ざっと思いつくだけでも全ての工程でまんべんなく失敗をしている。お手本。
まあ強いて一つ選ぶなら、焼き上がった生地がかたーくなってしまっていたので、発酵がうまく行かなかったのだろう。
ぜひ再戦を願いたい。
それと一つ心残りなのが、この過程。
ぶにゅ
本場のカルダモンロールのあの形(東京で食べたのとは違う)はこうやって作るのか!と、レシピを読んだとき感動を覚え、この工程に入るときも大層興奮していたのだが、やってみたら思っていたような綺麗なぶにゅができず、「なんだそれ」と思った。すべての過程はこのぶにゅのためにあったというのに……。
そういえば、毎日更新にしたら1日の内容が(さらに)薄くなった気がしたので週一更新に戻しました。