このブログが1周年らしい。案外遅いかも。
今日は一日中、昨晩見に行ったコナン映画の考察をしていた。原作と絡めて三日三晩余裕で考察できてしまうのでこの作品は本当にヤバいです。危険です。
朝は少し早く起きたので久しぶりにキャラメルチャイを煮出したが、それからというものひたすらコナンの感想と考察と図解を繰り返していた。もうやめます。
何をする気も起きないので、江國香織の『落下する夕方』を読んだ。
この人の描く、刹那が持つ美しさみたいな、しっとりした絶望みたいなのは何なのだろう。
それを考えて言葉にするのも勿体無いような気がする。あらすじとかどうでもよくて、江國作品を読んでいるときのこのすらりとした時間だけが特別
あえて言うなら、
当の直人くんはけろりとしていて、「僕は別に一人でも帰れるよ」と言う。そうだろうなと私も思った。直人くんがしっかりしているからというわけじゃない。誰もしっかりなどしていないのだ。【中略】それでも一人でやっているのだ。【中略】「直人くんたこ焼き好き?」
が、特に大事にしたい一節。
江國香織って、読みに濁点が入っていなくて、それがすごく彼女の作品を表していると思う。濁点が入っていない名前って別に山ほどあるけど、なんか彼女の場合は、作品の生々しいのに消えてしまいそうなそういう質感が、名に表れている。
そろそろ勉強。