間ヒロの週末丁寧連載

ズボラ連載という一言矛盾を脱し、週一の丁寧を目指しています

カボチャを切る

 

今日もバイトに行ったが、なぜかとても肩が凝っていたため、お客さんとどちらがカゴをレジ台に乗せるかのチキンレースを静かに繰り広げていた。お客さんがご高齢の場合はこちらが負けがちだが、倫理的には私が勝っている。

お店で流れているBGMが「私いつプレイリスト提供したっけ?」と思わず無い記憶を探してしまうほどドンピシャだったので、踊って体の凝りをやり過ごすなどした。

てか、バイト前の仮眠の5分とバイト上がりまでの最後の5分って本当に同じ5分??俄かには信じがたい。地球の回る速度ってちょっとゆらぎがあるんじゃないの。

 

さて、夜ご飯は昨日の残りを食べたが、明日も帰りが遅いのでその後作り置きに取り掛かった。

レシピは前にツイッターで見た「大人のうまうまご飯」である。焼き目をつけた夏野菜をめんつゆ&酢のタレに漬けるだけ、というもの。

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できた!めちゃくちゃ良い匂いがする。つまみ食いが止まらない。

と、なんだかとっても簡単にできた風の書き方をしたが、何を隠そう、1時間弱かかった。

カボチャが切れなかったのだ。

カボチャを調理するのは初めてなのに、なんの下調べもなくなぜか他の食材を全部火にかけた後に切り始めたことが、そもそも間違っていた。

包丁の刃がカボチャの半分くらいのところで止まってしまい、"カボチャと包丁のキメラ"という鈍器とも利器ともつかない凶器が出来上がった。

やっとの思いで包丁をカボチャから取り外し、「かぼちゃ 切れない」と検索した。この間も火は止めず、豚肉とアスパラとまいたけの焦げへの焦りと戦っている。あっ、、焦げと焦りって同じ字なんだな。イコールだもんな。焦げと焦りって。

その上、カボチャは3分レンチンすると柔らかくなると書いてあったので、ますます焦げが心配になったが、やはり火は止めずカボチャをレンジにぶち込む。

なんとか、切れるくらいになった。でもこれ切り方合ってんのかな。たぶん違うな。思い描いてたのはこんなちっせーカボチャじゃないもんな。とは思ったが、切り方を調べる時間が惜しい。焦げちゃうから。なお、火を止めるという選択肢は無い。なんとなく。これを人は美学と呼ぶ。

カボチャもフライパンに加えてしばらく様子を見ていたが、柔らかいのに序盤から火にかけられているまいたけがさすがにかわいそうになってきたので、カボチャ以外をタッパに救い出していく。あゝ、美学。汝は面倒なり。

掬って(救って)いたら、家にある一番大きいタッパが埋まってしまった。本当に「埋まった」って感じ。肉を入れすぎた。まあいいや。カボチャは別皿に取った。

そんなこんなでやたら時間がかかったが、つまみ食いした感じかなりおいしかったのでこれは成功にカウントする。終わりよければなんとやら。眠いな。おやすみなさい。