朝からジョンさん(犬)を連れてお花屋さんに行った。一輪挿しにするお花を買おうと思ったのだが、PayPayが非対応で買えなかった。500円玉をポケットに入れるためにわざわざポケットの多いズボンを履いたのに、家を出る頃にはそれを忘れていた。無念。イヤホンはしっかり持って行ったけど、セミがうるさすぎてほとんど耳栓にしかならなかった。
「すみません、また来ます。ジョンさん、また来ようね。」と言って店を出たが、ジョンさんは涼しい店内に一瞬喜んだだけでお花には全く興味を示していなかったので、今度行くときは一人で行くと思う。
散歩行く?と聞いたときはあんなに狂喜乱舞していたのに、暑くて疲れたのか、普段来ない道だったからか、早く帰ろうよーをしてきたので引き返した。汗で肉球がスタンプされていくアスファルト。暑かったね、ごめんね。と思ったら、ぺたんと座り込んで耳を掻いている。そこ熱いからやめといたほうがいいよ、多分。
途中、サンダルの底が剥がれ落ちた黒いゴム質のものが、道路にべちゃべちゃに溶けていた。ジョンさん、華麗にスルー。ナイス・スルー・スキル。『地球沸騰化』が今朝ツイ…「X」でトレンド入りしていたが、沸騰化って何だよ、ちょっと変だよ日本語。「温暖」は状態で、「沸騰」は現象だろ。念のため原文も聞いてみたけど、国連事務総長が言ったのは「boiling」で、意味は「沸騰」。まあ沸騰する地球を前にしたら崩壊する日本語に構ってもいられないよねかなしいね❗️
さて、ひと通り喋ったので、構造家についてまとめようと思う。(急)
まずはこの人。
のっけから構造家というより建築家なのだが、20世紀初めの「コンクリートの父」なのでねじ込む。ちなみにコンクリートに母はいません。処女受胎。ん?
1903フランクリン街のアパート
http://arch-hiroshima.main.jp/main/a-map/france/f_apartment.html
アールデコ調だけど、大きなガラス窓、屋上庭園と、ザ・近代建築。一階はピロティにみえるけどガラス張り。ちなみに、近代建築の5原則→屋上庭園、ピロティ、自由な平面、自由な立面、水平連続窓。
追記 この外観、シカゴのリライアンスビル(1895)のアンサーみたい。
シカゴ派を代表する鉄骨造。
https://record.jp/paseri/4c34d40e9bc24bd8aeba165e8ecd79b4
1923ル・ランシーの教会堂
http://arch-hiroshima.main.jp/main/a-map/france/raincy.html
こちらもアールデコ風でシンプルな近代建築。と見せかけて中は、壁一面にステンドグラスというなんかもうギャップがすごい子。
ピエール・ネルビー、伊
1940イタリア軍の飛行機格納庫
あのですね写真が全然見つかりませんでしたが、とにかくデカい無柱空間で、RCシェル黎明期の代表作。
シェル…貝殻みたいな、曲面の薄肉構造。建物の荷重を面内応力で処理するので柱要らず。ひび割れに注意が必要で、プレストレスコンクリート(あらかじめ圧縮応力を生じさせておく)を利用することも。
エドゥアルド・トロハ、西
RCシェル黎明期の両翼のうちもう片方を担うのが、彼。(今決めた)
1930s サルスエラ競馬場
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Eduardo_Torroja
これは美しいですね。シェルってすごいねえ。ぜひ行ってみたい。そして競馬も観たい。
数学者、思想家、建築家。
「ダイマキシオン=最小限の資源で最大限の効果」を考えて開発したのがジオデシック・ドーム。
球面幾何学の極限。
https://www.google.co.jp/amp/s/ishirabe.com/montreal-biosphere/amp/
めちゃめちゃの天才。
フラーは他にも、テンセグリティっていう構造も発表している。
あ〜、天才のやつね。
という声が聞こえてくる。私から。
フライ・オットー、独
吊り屋根。で博論を書いた人。
1972 ミュンヘンオリンピック競技場
うおぉぉ〜!圧倒的吊屋根!!!
一応、代々木の国立競技場(1964)の方が先なのね。
これは丹下健三&坪井善勝
なんかこの辺りの前後関係について講演を聞いたことがあるんだけど詳細は忘れちゃった!☺️
2000ハノーヴァー万博日本館屋根
坂茂と共作。なるほど〜〜
ところで万博ってどんなけあんねんと思ったので少し調べてみる
1851ロンドン。クリスタルパレスbyジョゼフ・パクストン(造園家)。鋳鉄、ガラス。
1889フランス。ずっと第二回万博だと思ってたら、第二回パリ万博ってだけで、もうすでに10回くらい開催されてる。フランス革命100周年。エッフェル塔byギュスターヴ・エッフェル。錬鉄。
1929バルセロナ。なぜこれをピックアップしたか?もちろん、ミースのバルセロナ・パビリオン。世界恐慌の年だ。
大戦後、ブリュッセル、シアトル、NY、そして
1967モントリオール。前述。
1970大阪。日本初。とある設計事務所の書庫を整理していたら、このときの資料が山⛰⛰⛰ほど出てきて、如何に待ち焦がれられたイベントだったのかを思い知った。
1990大阪。花と緑と生活。21世紀へ
2000ハノーヴァー。前述。
2005愛知。
2025大阪。あ、なんか楽しみになってきた…かも…でも入場券7500円はやばいよね?映画のノリじゃなくて、コンサートのノリで行くやつなのかなあ。
こちら参考にしましたhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hakurankai/kako.html
まだまだいくぞ〜いつの間にか夕方だけどまだいくぞ〜
走り高跳びの国内チャンピオン。
否、双曲幾何の使い手。HPシェル。傘型シェル。
1960サンタ・モニカ教会
https://hash-casa.com/2020/12/08/capillasantamonica
……どこが傘型?いや、わかる気もするけど、全然分からん。まずHPシェルって何。双曲線?どこが?
あ分かったかも。
ここを、ザンッ‼︎と切ったら双曲線が現れない?どう?
cf.)東京カテドラル聖マリア大聖堂(1964)
HPシェル。またまた丹下&坪井タッグ。ただ、前述の代々木と時期がモロ被りしていて、構造設計は坪井研のNさんがやったとのこと。もう覚えらんないからNさんで。すみません。
ア!これさ、自分で撮った写真だけどやっと分かった。8枚のHPシェルが縦に立ってるんだ。それが斬新なんだよきっと!全然分かってなかった。
フェリックス・キャンデラの話に戻りますけども、Wikiを読んでたら、「1985年のマグニチュード8.1のメキシコ大地震にあっても、キャンデラの建物はすべて無傷であった。」ってさらっとエグいこと書いてあったんだけど、もう全部シェルにするっていうのはどう??
ところで、他にメキシコの建築家と言えば?
\ルイス・バラガン/
1948バラガン自邸
屋上テラス。メキシコっっ
ヒラルディ邸もこんな感じ。
https://hash-casa.com/2020/09/06/casaestudioluisbarragan/
セラミックを用いた強化レンガ。レンガは南米の伝統的な資材。
1960アトランティダの聖堂
ディエステを見て死ねというブログがあり拝読したが、ネタバレネタバレ!!ネタバレやめて!!と目を背けたくなった。良すぎ。行きたい国リストにウルグアイが上位に割り込み追加された。まあまだナポリも行けてないんですけどね!!!
http://unicorn-support.info/2012/11/02/___ver_dieste_y_despues_morir/
オヴ・アラップ、英
シドニーオペラハウス(1973)の構造を担当。Arupの創設者。ここに、ピーター・ライスも入社している。
オペラハウスの設計はヨーン・ウツソン(デンマーク)ですね。落書きのようなスケッチを送ってきたのを、エーロ・サーリネンが拾い上げたらしい。
cf.)構造表現主義の第一人者
といえば、これ。丹下と活躍の時期が同じことにも注目。フィンランド生まれ、アメリカ育ち。
1961ケネディ空港TWAターミナルビル
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/TWA
4枚のシェルってことがよくわかる写真。今はホテルらしい。
中は本当彫刻みたい。行ってみたい。
1962ワシントン・ダレス国際空港
吊屋根!
めっちゃかっこい〜!この端っこに立ちたい。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/
チューリップチェア🌷もサーリネン!
コンラッド・ワックスマン
http://www.asahi.com/gallery/tower-of-the-sun/24banpaku_1.html
この下から見る塔もなかなかオツなんだろうなぁ〜。
これを手がけたのは丹下(飽きた)なのだが、このスペースフレームという、規格部材で大空間を架構する方式はコンラッド・ワックスマンによるものである。
ねえ!もう19時なんだけど!
誰がこんな長編書けって言ったんだよ誰も読まないよ